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OBOG活躍紹介vol.1~東京六大学野球連盟審判員~

【写真:左から竹内・松本・田澤・深沢審判員の皆さん】

 

OBOG TOPICSコンテンツでは、立教大学野球部・立教大学のOBOGであらやる分野で活躍する方々をご紹介していきます。
第1回目となる今回は、東京六大学野球連盟に所属し、立教大学の公式審判員としてご活躍されている4名の方々をご紹介いたします。

 

松本知一さん(H11年卒) 審判員歴 13年

①審判員になったきっかけ

両親が立教大学の出身で、私は小学校から立教で過ごしました。
六大学野球は実に身近な存在で、幼少期から大の立教ファンとして神宮球場によく観戦に行っていました。
小学生の頃は野球部の夏のキャンプ(新潟県、旧・小国町)に家族で毎年お邪魔していたので、当時現役だった昭和60年~平成3年卒の皆さまにはとても可愛がっていただきました。
そのような中、六大学の審判員を長く務められました桑原和彦先輩、元雄潤先輩は私の憧れで、いつしか私も六大学の審判員になって神宮球場でジャッジをしたいと思うようになり、審判員を志したことがきっかけです。

②審判員としてのやりがい

今こうして、東京六大学野球の運営と立教大学野球部の活動に携われていることです。
社会人になってからも母校と関わりが持てること、現役の野球部員と接する機会に恵まれ、学生から私自身が多くのことを学ばせてもらっています。

③審判として準備で大切にしていること

100年の歴史と伝統ある東京六大学野球のリーグ戦は毎試合、とても重みのある試合です。
神宮球場のグラウンドに立つことは審判員にとっても貴重な経験であることは言うまでもありません。
しっかりと正しくジャッジすることはもちろんですが、両校の選手たちがパフォーマンスを最大限に発揮できるよう、審判員は試合を適切にマネジメントすることも役割の一つです。
野球規則や審判技術の習得だけでなく、日頃から食生活、運動習慣、十分な睡眠といった規則正しい生活を心掛けるようにしています。

④審判経験が仕事やプライベートに活かされたエピソード

2024年夏、野球部の陸前高田キャンプに帯同し、現地で開催されたオープン戦のジャッジのほか、全体練習や野球教室、震災学習にも参加しました。
キャンプ中は現役部員と多くのコミュニケーションをとることができて良かったと思っています。野球規則、マナーやモラルについての質問に答える一方で、現役の選手たちは審判員に対して私の想像以上に関心を持っていることに驚きました。審判員は野球の試合において「The 3rd Team」と言われています。両チームに加えて無くてはならない存在であることを部員たちがしっかりと理解してくれており、とても嬉しく思いました。学生だけでなく審判員同士と接点が持てることは、今の仕事に大いに役立っており貴重な機会だと思っています。

⑤OBOGに向けて一言

日頃からOBOG会の皆さまより、私たち審判員の活動に対し多大なるご支援をいただき改めまして感謝申し上げます。
私は中学校時代に野球を辞めてしまいましたので、大学では野球部に入部せずに一般学生として神宮の応援席から野球部を応援していました。
六大学野球の審判員は各校の野球部OBが務めることが慣例ですが、私の場合はまずOBOG会への入会を認めてもらい、その後に審判員として東京六大学野球連盟に推薦していただきました。
立教OBの審判員で私と長くご一緒しました元雄先輩から技術指導だけではなく審判員としての心構えを事細かくアドバイスしていただきました。元雄先輩は癌を患い、53歳の若さで帰らぬ人になってしまいましたが、元雄先輩は私の審判員活動で最も尊敬する先輩のお一人でした。
私自身、立教のチーフ審判員として、立教の審判員は六大学の中でも優秀だと言ってもらえるよう、審判技術だけでなく人間性を磨いて精進してまいる所存です。
OBOG会への感謝の気持ちを忘れることなく、これからも野球部にできる限りの恩返しができればと思っております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

深沢俊一さん(H19年卒) 審判員歴 11年

①審判員になったきっかけ

高校野球引退後に先輩方に誘われて始めました。

②審判員としてのやりがい

試合の熱気、緊張感を真近で感じられることです。また、試合整列後両チームが勝者、敗者の壁を越えて讃えあう姿を見ると安堵感と共に爽快感を覚えます。

③審判として準備で大切にしていること

常にあらゆるプレイ(アウト、セーフ、フェア、ファウル、キャッチ、ノーキャッチ、妨害系など)を想定しています。

④審判経験が仕事やプライベートに活かされたエピソード

仕事でどんなトラブルに巻き込まれても「2アウト満塁3B-2S」を思い出すだけで、落ち着きを取り戻せます。

⑤OBOGに向けて一言

野球部卒ではありませんが審判を務めさせて頂いています。学生時代、実力が届かず諦めた神宮の舞台に審判員として立てて幸せの一言です。これからも立教大学、六大学野球の為に尽力していきたいと思います。よろしくお願い致します。

 

田澤央義さん (H22年卒) 審判員歴 3年

①審判員になったきっかけ

周りからの後押しと、先輩からのお誘いによりやってみようと思いました。

②審判員としてのやりがい

球場の熱気や、レベルの高いプレーを一番近くで見て感じることができること。審判を知ることで、新しい野球の視点が広がりにより楽しさを覚えることができたこと。

③審判として準備で大切にしていること

場面に応じてプレイをいくつも予め想定しておき、できる限り正しくジャッジできるように心がけています。

④審判経験が仕事やプライベートに活かされたエピソード

東京六大学野球の審判員をしていることが話題となり、話が盛り上がったり、より仕事に対しての信頼感を持ってもらえるようになりました。

⑤OBOGに向けて一言

これからも選手に近いところで陰ながら支えていけたらと思います。
ぜひ立教の観戦ついでにでも構いませんので、神宮へ来て声かけてもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

竹内健太朗さん(H30年卒) 審判員歴 3年

①審判員になったきっかけ

現役時代に学生コーチとして審判講習会に参加し興味を持ちました。 その後、元雄先輩や溝口前監督など諸先輩方に背中を押していただき審判員を志しました。

②審判員としてのやりがい

好きな野球を特等席で観られることです。
神宮球場の舞台で選手たちとともに試合を作れるのは審判員の特権だと思います。

③審判として準備で大切にしていること

次のプレーに備えて想定します。
邪推しすぎないようにということも気をつけています。
決めつけた時に限って予期せぬことが起きます。

④審判経験が仕事やプライベートに活かされたエピソード

仕事での判断・決断が早くなります。
会食時に審判ネタは鉄板で盛り上がります。

⑤OBOGに向けて一言

日頃より現役部員ならびに審判員へのご支援いただきありがとうございます。
自分の年次を紹介する際に「直近でリーグ優勝・日本一にならせていただいた代です」とお伝えすることがあります。
1シーズンでも早くこの紹介が使えなくなることを願っております。
審判員の中でも一番現役部員と年次が近いので、現役・OBOG会双方がより良い方へ進めるよう発信活動などを通しお力添えさせていただければ幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。

 

※審判歴は全て記事執筆当時のものです(2024/8/29)

【写真提供:戸田優輝さん】


 

ぜひ神宮球場で審判員の方々にもご注目ください!

次回のOBOG活躍紹介もお楽しみに。